オーストラリア人が捕鯨に対してブチギレてる?

なんと、オーストラリア人の94%が反捕鯨!その理由とは?

オーストラリアは捕鯨反対?

newsweekjapan.jpによると、

 オーストラリア大陸の南、タスマニア島のホバート港に環境保護団体シーシェパードの船が入港すると、スティーブン・ハーウィン(39)と10歳の双子の息子たち、7歳の娘はいつも港に駆け付ける。自家製のケーキと、家庭菜園で採れた野菜を差し入れして、日本の捕鯨船と戦っているシーシェパードへの感謝の気持ちを表すためだ。

ごく普通の礼儀正しいオーストラリア人がここまできっぱり反捕鯨を主張することに、多くの日本人は驚くかもしれないが、捕鯨問題ほどオーストラリア国民が熱烈に結束できるテーマはない。10年1月に1000人を対象に行われた世論調査では、94%が捕鯨反対と答えた。

環境保護派の「緑の党」に始まり、左派の労働党、保守派の自由党と国民党に至るまであらゆる政党が捕鯨中止を訴えてきた。

とある。そうオーストラリア全体として捕鯨に大反対なのだ。

なぜ反対なのか?

1 ビジネスでの重要性

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クジラは今やオーストラリアでは大きな”ビジネス”です。ホエールウォチングやそれに関連した観光ツアーは今やオーストラリアの大きな歳入の一部となっています。クジラ関連の観光収入は年間3億豪ドルにも上るというデータもあります。特にオーストラリアは南極海での捕鯨に強く反対しています。彼らからすれば南極海はバックヤードの様なもので、大切な資源のある場所として見ています。

2クジラは神聖な動物

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賢い、気性が穏やか、海洋生物の多様性の象徴と言うのがオーストラリア人が考える典型的なクジラのイメージです。特に、賢いというのは特別で、賢いということは魂がある。 つまり、霊体を持ち、人間と同じように心がある。 だからクジラには同情する。 可哀想だと思える。 極端な言い方だとキリスト教圏の人にとって クジラは家族同然という感覚なのです。

他の動物は殺してもOK?

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逆に賢くない豚や他の動物は殺してもいい。という様な意見が一般的です。実際にそうは思っていなくても、無意識な考えとして、彼らの中にあります。日本人も例外ではありません。彼らも私たちと同じで歴史を背負って生きています。豚や鳥など他の家畜を食べてきたという歴史は長く、それを今更『豚は殺してもいいのか?』と考え直す人はあまりいません。

彼らもコアラやカンガルーを殺処分したり食用として加工しています。州政府は2013~14年、約700匹をひそかに安楽死されました。理由は餌の現象で飢餓に苦しむコアラが増えたことです。人道的だと思うかもしれませんが、コアラの生息地を開拓したのも人間なのです。ヨーロッパからの入植が始まって以来、コアラの生息地の約80%が失われているとも言われています。

どこかにある侮蔑感

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日本だけではなく他の国も捕鯨を行っています。ノルウェーはアメリカ先住民族です。世界的に捕鯨に反対する傾向はありますが、オーストラリアは特に日本の捕鯨に厳しいです。地理的なことや日本の捕鯨場所の問題もあるかもしれませんが、それにはどこか人種的な侮蔑感もあるように感じます。実際に、捕鯨に対するコメントなどでは、『アジア人は変なものを食べる』『捕鯨をするなんて野蛮人』などとなかなか根拠に基づいていないものが多く見つけることがあります。

どこの国や文化も相手への強要をしがちな部分はあります。しかし、ヨーロッパの国ではそういった傾向は強く、歴史を見ると、アジア人、インディアン、黒人に対して多くの法を作り何かと制限や強要をしてきたのは事実です。私たちの価値観というのは、日本の開国いこうに根付いたもので、多くは西洋から来ています。

 

修羅場

この様な、いろいろなことが複雑に絡み合い捕鯨への頑固とした嫌悪感を築いているのです。現地の学生も当たり前の様に『なんでクジラを食べるの?』と聞いてくることもあります。僕の修羅場は生物の授業でクジラの数は日本の捕鯨によって減っているか?というトピックが出てきたときです。クラスには僕一人、あとオーストラリア人で、1体15でした。なかなか反論をすることはできずに、ただ『日本の文化だから他の国が簡単に変えれることではない』とでけ言いました。後日、それに関するレポートを提出しました。調べてみると、日本もかなり譲歩しています。研究を行い、データーに基づいて捕鯨の回数や量を決めています。農林水産省のホームページにはたくさんの情報が乗せられているので気になったらチェックしてみてください。

 

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nishibu

nishibu

オーストラリアの高校で3年を過ごし、大学へと進学。趣味は旅行と映画で、今までに行った国はイギリス、アメリカ、オーストラリア、イタリア、スペイン、韓国 etc。このサイトで実際に体験したことや、海外のホームページから翻訳して記事を書いています。

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